ワイルドでマイルドに生きる

このワイルドな現代社会をせめてマイルドに生きたいと願う

リッチキングに会いに行こう!台湾4泊5日ツアー(3日目)

3日目はこのあたりと、九份を探索します。

台北101

台北ランドマークタワー台北101です。朝早いのでお店は大体閉まっています。

展望台は値段が高いので登らないつもりでしたが、マックを食べただけではあまりにも来た気がしないので行ってみます。

台北の街を見渡せます。

台北101のキャラクターです。lol

国父紀念堂

台北101からほど近いところにある、国父紀念堂です。国父とは孫文のことです。

1時間に1回の、ここの兵隊の交代式はまるでダンスのようでした。ただ歩いたり止まったりするだけで無く、銃を回したり靴を鳴らしたりと、およそ10分ほどかかります。単に観光客のためのパフォーマンスなのか、それともちゃんと意味があるのでしょうか?

リザード台北

また、そこからさらにまっすぐ行くとブリザード台北支社?があります。昨日は台北メジャーだったらしいのですが、ここでやったのですかね?今日は開いてなかったので入り口の写真だけ。

九份

映画『千と千尋の神隠し』の雰囲気があるとして有名な街。元々は鉱山の街でしたが、今ではすっかり観光地に。道行くとどこでも日本語が聞こえて来ます。台北からはちょっと離れており、行くのが中々めんどくさいのですが、私はあまり日本人としてはメジャーでないであろう、電車メインで行きました。最寄りの瑞芳駅まで列車で1時間、そこからバスで15分ほどです。あらゆる手段では最も安く、また帰りもスムーズでした。オススメです。バス停の場所がややわかりづらいですが。

昼過ぎの雰囲気はこんな感じ。

なるほど、雰囲気はあります。

アイスのお汁粉。美味しいです。

最も有名であろう一角です。昼間は昼間で悪くないですね。ちなみにこのお店は「湯婆婆の館」と自称しています。観光客がたくさん入っていきました。

私は向かいの店に陣取って、日が落ちるのを待ちます。2時間くらい居座ったので、最後の方は店員からずっと中国語で文句言われてたのですが、わからないフリをしていました。

日が傾いてきました。夕方です。来た道を戻り、もうちょっと暗くなるまで粘ります。

魚団子で夕食。

先ほどのピンクで美味しそうなのがどうしても気になって買ってみたらめっちゃ不味い。辛くてしょっぱくて、1口で終わりにしてしまいました。

提灯の灯ったところで退散。日本語の看板に日本語の呼びかけ、日本人向けのお土産と、ここまで日本人向けに改造されていると私としてはむしろ興ざめなんですけど、どうなんでしょう。

明日はとうとうリッチキングに会いに行きます!

リッチキングに会いに行こう!台湾4泊5日ツアー(2日目)

2日目です。本日は台北の上の方を探索します。

故宮博物館

まずは故宮博物館!中国全土のありとあらゆるお宝が集まっています。朝早く来たので、まだお客はほとんどいません。ゆっくり見ることができました。その中の特に有名な展示物をかいつまんで紹介。

故宮博物館で最も有名な展示物の1つがこれ、「翠玉白菜」です。白菜の色合いと昆虫の造形が見事な一品ですが、実はこちらの玉は元々は良いものではなかったそうです。色もまばらで亀裂も入っている良くない玉を、職人の発想と技術で芸術品に昇華させました。白菜は高潔、昆虫は子孫繁栄を表しています。

こちらは子供を模った、北宋代の陶器の枕です。ふくよかな子供の表情が印象深いです。この時代には「陶器の枕専門」の職人がいたそうで、子供は幸運を運ぶイメージです。同じものを西安の博物館で見かけました。

これも故宮博物館の見どころ!古く西周の「毛公鼎」です。余計な飾りは無く、重厚感に溢れています。しかし内部はぎっしりと文字が書き込まれており、現代にその歴史を伝えている非常に貴重な一品…だそうです。

戦国時代の、バクをモチーフにしたと言われている酒を注ぐ容器です。背中から酒を入れ、容器を傾けて口から注ぎます。ユニークな一品ですが、金や玉もあしらえてあり、非常に豪華なものでもあります。

お土産も購入。ボタンを押すとキリギリスが鳴き、白菜が光ります。残念ながら、白菜と並んで有名な「豚の角煮」は展示されておりませんでした。気になった方はググって見てください。

士林官邸

博物館を一通り見終わり、ツアー客でごった返してきたので退散。近くの士林官邸に向かいます。元々は蒋介石の邸宅で、今は公園となって一般公開されています。

非常に趣味の良い感じです。手入れも行き届いており、ゴミ1つありません。

こちらが邸宅です。外装のみならず内装も本当にオシャレで(撮影禁止でした)、蒋介石の趣味の良さが伺えます。そう言えば青島にあった彼の別荘もかなりいい感じでした。

淡水

昼食を食べ一息ついたところで、淡水に移動。台北随一のデートスポットだそうです。↑の地図の、1番上の丸いところです。イギリスの建物が多く残り、異国情緒に溢れています。

淡水の名物、クソデカアイスクリーム。とても1人では食べられません。

よく見ると汚い…。入れそうな感じではないです。

色々名所も回りました。あまり人もいなくて過ごしやすいです。

夕焼けが綺麗と聞いたのでスタンばってたのですが、残念ながら曇り。

士林夜市

今晩は士林夜市で夕飯。台北の夜市といったらここ!最も大きい夜市です。食べ物ばかりでなく、金魚すくいや的当てなどの遊び、服や小物のショッピングも楽しめます。何より人が多い!スリに気をつけなければ…。

地下にある美食街で食べることにします。観光客でいっぱい、その分客引きも必死です。

1品目は牡蠣オムレツ。1口食べると何か嫌な感じがしたのであまり食べてません。

2品目はチャーハン。普通。

3品目は水餃子。中国といったら焼き餃子よりも定番です。こちらも味は普通。正直昨日の夜市の方が美味しかったです。

ちなみにここの店員さんは元気で可愛かったです。笑顔が素敵です。

モンジュース。こちらも台湾では定番です。スッキリとして飲みやすい。

ちなみにここの店員さんも可愛かったです。はにかむ顔が最高でした。

そう言えば、中国の都市と言えば道行くオッサンがみんな所構わず痰を吐き捨て、子供は道端で小便をする始末で、ゴミが足元に転がっているのが普通なのですが、台北ではそういったことはありませんね。看板にはひらがなが書いてあったり、日本人にウケるのもわかりました。明日は少しリッチキングに近づく予定です!

リッチキングに会いに行こう!台湾4泊5日ツアー(初日)

突然ですが私は今、台湾に来ています。台湾は食べ物が美味しく温暖で親日で…などと旅行先として非常に人気が高いです。しかし今回の私の目的は…何を隠そう、リッチキングことアーサス王子に会うことです。

悲劇の王子としてウォークラフト1番の人気キャラで、新拡張「凍てつく玉座の騎士団」でとうとうハースストーンにもボスとして登場。また彼のカードは多くのデッキに採用されており、ランク戦でも見かけない日はありません。寒い場所がよく似合う彼ですが、この暑い台湾で会えるというのです。

そこで私はチャイナエアライン台湾桃園国際空港へと降り立ちました。台湾は非常に台風の多い島ですが、とりあえず到着できて安心しました。気流が不安定だったのか着陸時はとても揺れ、何回乗ってもあのフッと落ちる感じは慣れないもので、今にも悲鳴を上げてしまいそうでした。そんな私を尻目に、隣の台湾人の幼女は何食わぬ顔でずっとアニメ映画を観ていました。

入国に手間取るアクシデントもありましたが、何とかホテル付近の駅まで来ることができました。とても大きく近代的な地下鉄です。日本のわかりづらく狭苦しい地下鉄とは大違いですね…。しかも台湾の地下鉄には、嬉しいことにWi-Fiもあります。お金をケチってWi-Fiをレンタルしなかった私にとっては命綱になります。とりあえず、まずはここからほど近い寧夏夜市で腹ごしらえです。

寧夏夜市

寧夏夜市は台北の夜市でも比較的小さめで、観光客よりも地元の人の方が目立ちます。雰囲気、暑さ、臭い、汚さ、「これぞ夜市」という感じです。素晴らしい。しかし清掃員がちゃんとゴミを回収していましたし、かなりきちんとしているようです。臭い元凶も臭豆腐が原因でした。

さて、1品目はこれ。揚げ饅頭のようですが…。

中身は、牡蠣や海老など具がぎっしり。牡蠣は大好物なのですが、当たった時が心配です…。(今回は大丈夫でした)

2品目は皆さんご存知、台湾風かき氷。やはり人気なようで、並んで買いました。フワフワとした氷にもちを乗せ、お好みのシロップとゴマ、きな粉をかけていただきます。これはマンゴー味。一口食べると、氷のふんわりとした食感とマンゴーの甘み、そしてゴマの風味が広がります。しかしお1人様用の分では無いですね…

そろそろお腹いっぱいになってきました。締めとして、3品目は鶏肉飯。米の上に鶏肉を乗っけたシンプルなものですが、飽きのこない味で何杯でも食べてしまいそうです。小さなお椀一杯で30台湾ドルと、とても安いのも嬉しいです。お腹の分量を考慮して、一杯に留めておきました。

最後に歩きがてら飲む用に、スイカジュースを買いました。スイカをミキサーしただけですが、余計な味が無い分非常に飲みやすいです。

大稲埕埠頭広場

寧夏夜市からほど近い、川のほとりの公園で散歩です。風が心地よく、多くの人のたまり場になっています。地元の人によるカラオケ大会が、あちこちで行われています。

初日はもう遅いのでここまで。ホテルのロビーでくつろいでいたら中国語で話しかけられ、片言で返すとやけに気に入られてしまいビールをご馳走になりました。

しかも2杯。

「ナクスラーマスの呪い」購入&クリアした!

さて皆さん、新拡張ですっかり忘れておられるのではないでしょうか。とうとう、スタン落ちのセットが再販されたのです。6月あたりから噂されていたので、2ヶ月ほど待つ形となりました。待ち望んでいた身としては「ようやく」といった気分です。購入はウェブでのみということでややハードルが高いですが、その点についてはすでにえるえるぼーいさんがわかりやすく、かつ簡潔にまとめてくださっています。私もこのブログに従って、無事購入できました。

blog.livedoor.jp

ホラーテイストながらもユーモア溢れる

今回は古の強カードがひしめく「ナクスラーマスの呪い」を購入してプレイしてみました。カードがゲットできるだけでなく、ゲームとしてもとても楽しかったので、購入してみてはいかがでしょうか。

ちなみにナクスラーマスには特に強力なカードだけ並べても、これだけの数があります!別々にクラフトするよりも絶対お得です。

強力なカードがたくさん!

クラスカードも充実!

クリアです!「まだヒロイックモードがある」という捨てゼリフを残します

ヒロイックモードは「原点にして頂点」、全てのアドベンチャーでも最も高い難易度です。

皆さんもやってみてはいかがでしょうか。では、また。次回の投稿は「凍てつく玉座に座るのは誰?」か、久々のクソデッキの予定です。

「凍てつく玉座の騎士団」このカード10選!

ワイルドにて輝く「このカード10選」、前回は(注釈を除けば)高い精度でした。今回もガチで当てに行きます。拡張リリースまで時間が無いのでとりあえず10選!

①[冒瀆]

②[断罪のウーサー・エボンブレード]

③[有徳の守護者]

④[ぶん取り幽霊船員]

⑤[氷上釣り]

⑥[蒼白の召術師]

⑦[霊魂鞭打]

⑧[永劫の隷属]

⑨[魂の鍛冶場]

⑩[リッチキング]

ハースストーン「名」日本語訳を"もっと"振りかえろう

 ウンゴロ・クレーターでのキャンプ生活も、早いもので残り半月足らずとなった。すでに次拡張のイベントが始まっており、定期的にネットに上がる新カードの真偽と、アフーンのタダ闘技場に注目が集まっているようだ。しかし月末となり、勝てないからといって中途半端にやめてしまったラダーも、そろそろ再開しなければいけない時期だ。クエストローグが弱体化され、今月のラダーの様子は正は混沌とした様相だ。そんな中で、いつまで経っても目標のランクに到達できないといった悲痛な叫びがどこからも聞こえてくる。

 こういう時こそ、一度頭を落ち着かせるべきだ。前回も好評をいただいた日本語訳(http://kou1184.hatenablog.com/entry/2017/07/15/000043)、今回はワイルドのカードを見ていこう。翻訳班による名訳、とくとご覧あれ。

 

[ヘドロゲッパー/Sludge Belcher]

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コントロールデッキの頼れる壁として有名な彼だが、これが中々の名訳だ。Sludge=ヘドロ、belch=ゲップなのだが、原文の意味を保ちながら語呂のいい名前に仕上がっている。

 

[バリバリ/Crackle]

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このカードを名訳として上げることに、違和感を覚える方もいるかもしれない。「Crackle」は電気の弾ける擬音なのだが、翻訳班はこれを「バリバリ」と訳した。ちょっと変なカード名だが、ハースストーンのポップな雰囲気を醸し出す訳とも言える。フレーバーテキストも面白い。「オーバーロード分の支払いは任せろー」だ。

 

[ススポッポー/Soot Spewer]

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Soot=スス、Spew=吐き出す。日本語化した当初は「ススゲーロ」という名前だったらしいが、後に変更された珍しい例。こちらの方が可愛らしく、ススを吐き出す擬音としても合っており名訳だ。

 

[老練船乗り/Salty Dog]

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酒好きのあなたならソルティドッグというカクテルを一度は飲んだことがあるだろう。グラスの縁に塩が乗っている、ウォッカのカクテルだ。「Salty Dog」というのは「甲板員」を意味するイギリスのスラングで、甲板員が甲板の上で汗だらけ、つまり塩だらけになって働く様子から由来する。それをただ「甲板員」とするのではなく、カードのイラストに合わせてきちんと訳されている。

 

[ぐったりガブ呑み亭の常連/Grim Patron]

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 このカードがハースストーン日本語訳で一番の名訳とする人も多いのではないだろうか。「ぐったり」という擬音は呑みつぶれたドワーフの表現にぴったりだし、何だか語呂も良くて、つい口にしてみたくなるワードだ。「ぐったりガブ飲み亭」、ブラックロック山の地下にある酒場としては完璧なネーミングだ。

 

[しめやかな通夜/Solemn Vigil]

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「Solemn」は「厳粛な」とか「真面目な」と訳されることが多い言葉だが、ニュアンスが難しく不自然となってしまうことが多い。このカードでは、後の「通夜」に合わせて的確な形容詞の選択をしている、名訳だ。

 

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不自然となってしまった例。

 

[小粒なる邪悪の騎士/Tiny Knight of Evil]

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「小粒なる」という表現が妙に可愛らしいこのカード。登場セリフも何だか小憎たらしい。

 

[エラばれし我らにヒレ伏せ/Everyfin is Awesome]

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「ハースストーンの名訳と言えば?」このカードを上げる方は多いだろう。同拡張の「七つの鯛罪」も名訳だが、自然に組み込まれたギャグと語呂の良さはこちらに軍配が上がるのでは。長らくネタカードだったが、拡張の度に着々とマーロックは揃ってきているので、いつかtierの上位に躍り出る日も近いかもしれない。

 

 以上が私のお気に入りの翻訳だ。是非ワイルドの方も参戦していただいて、あなたのお気に入り翻訳カードを見つけて欲しい。

ハースストーン「名」日本語訳を振り返ろう

  先日の凍てつく玉座の騎士団の発表では、「バ獣」というセンス溢れる和訳が話題となった。ユーモアに富んだ訳に、私たちの新パックへの期待はより高まったのではないだろうか。以前のパックでもハースストーンの日本語訳班は非常に秀逸な訳を披露している。ハースストーンのアメリカンなバタ臭い世界観は、彼らの仕事によって完成していると言っても過言ではない。ここで今一度、彼らの偉大な業績を振り返ってみよう。

 

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大魔境ウンゴロ/Journey to Un'goro

 まず「大魔境ウンゴロ」というパック名だが、英語の「Journey to Un'goro」は直訳では「ウンゴロへの旅路」となる。翻訳班は未開の地ジャングルのワクワク感を表現するのに、直訳では不十分だと感じたのだろう。そして出来上がった「大魔境ウンゴロ」というタイトルは本当に素晴らしい。

 

[原始フィン/Primalfin]

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 「Primalfin」は「primal」(古代の)と「fin」(ヒレ)を合わせた造語。マーロックに関わるカードはこのようなシャレを効かせた造語が多いが、日本語訳も原文のユーモアを存分に活かしている。「原始フィン」は「原始人」と音がかかっており、可愛らしいながらも"ほんの少しだけ"知性を備えたマーロックを表現している。

 

 [動き回るマナ/Living Mana]

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「Living」は「生きている」という意味。過去のカード[Living roots]は[生きている根]と直訳されたが、ここではマナがトレントとなり戦場をいっぱいにする様子を「動き回る」という表現している。ラダーにおいてのアグロドルイドでの大活躍は「暴れ回る」くらいではないかとも個人的には思う。

 

[ひとまねグリマールート/Curious Glimmerroot]

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「Curious」は直訳で「好奇心の強い」などの意味。相手のカードでクイズをするという独特の効果、可愛らしい見た目、「ひとまね」というネーミングはピッタリだ。加えて語呂もいい。

 

[チキチキ穴掘り師/Chittering Tunneler]

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 「Chittering」は単に「さえずる」という意味だ。いったいどのようにして、このセンスを磨いたのだろうか。「チキチキ」というのは甲虫の擬音として完璧だ。

 

[創増身/Sudden Genesis]

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直訳すると「突然の創造」という意味になる。「創造」をもじって効果を的確に表している。

 

仁義なきガジェッツアン

 [飛刀手流忍者・六丸/Finja, the Flying Star]

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ガジェッツアンの名訳と言えばこのカードだろう。「Finja」は前述の「fin」(ヒレ)と、言うまでもなく「Ninja」を合わせた造語。日本語訳の「六丸」はマーロックを漢字に変換して(=丸六)、ひっくり返したものである。不自然なく日本語に落とし込めており、怪しさと可愛さを兼ね備えた名前に仕上がった。

 

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(7/15追記)みゅらぁ兄貴による補足です!ありがとナス!

 

[ピチピチレザーのホグリーダー/Leatherclad Hogleader]

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「clad」は単に「着ている」という意味なのだが、「ピチピチ」という語呂の良さとユニークさ溢れるワードをどこから引っ張ってきたのか、日本語訳班には脱帽する。

 

[ビビった鉄砲玉/Shaky Zipgunner]

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 [Shaky]は震える、[Zip]は弾丸の飛ぶ効果音。

 

[三下集合/Small-Time Recruits]

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 「Small-time」は「三流の」などの意味だ。1マナミニオンという下っ端を3枚ドローする能力はこの訳にピッタリだ。「三下」という言葉はギャングの世界のガジェッツアンにもよく似合う。

 

旧神のささやき/Whispers of the Old Gods

 [旧神のささやかな灯/Wisps of the Old Gods]

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英語名は、セットの「旧神のささやき」(Whispers of the Old Gods)と「Wisp」をかけたもの。日本語訳も「ささやかな」という表現で、1/1であるウィスプの脆さを的確に表しつつ、しっかりと「ささやき」にもかかっている。

 

 [コールドライトの妖幻者/Corrupted Seer]

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 旧神ではクラシックのカードが旧神の力により闇堕ちした。それらの和訳はどれも非常に凝っているものだが、特に素晴らしいのはこのカードだ。このカードの元は[コールドライトの予言者]という、マーロックにタフネス2のバフをかけるミニオンで、全体2点を撒き散らすこのカードとは真逆の能力だ。「予言者」がカッコいい闇堕ちネームになった。

 

 いかがだっただろうか。今回紹介したのはほんの一部で、ハースストーンには他にもユーモア溢れる和訳がいっぱいだ。ラダーで負け込んだ際には、息抜きに日本語と英語のカード一覧を見比べてみてはいかがだろうか。