ワイルドでマイルドに生きる

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月間マイルドにワイルドメタリポート 9月編

さて、今月も残すところ僅かとなりました。9月は半ばに調整があったことから大きくメタが変動し、なかなか多様性のある環境になったのではないでしょうか。それはフォーマットに関わらず、ワイルドでも同じことでした。そんな中で今月も何とかレジェンドランクまで達成。私がラダーを駆け上がる中で感じたことを、今月もデッキリストと並べて雑感と致します。ご一読ください。

ナーフ以前

総じて、新パック発売直後は私たちは目立つ要素に目を奪われがちで、1ヶ月くらいしてからカードの隠れたポテンシャルに気づくものです。それが今月のワイルドの場合は、先日記事にもまとめた[ナーガの海の魔女]デッキでした。

S42 KBX’s “Naga Hunter” Asia#8

その仕様が変更された[ナーガの海の魔女]を軸として、先月の末はナーガドルイドやナーガウォーロックが考案されていました。しかし[縫い目の追跡者][追跡術]という優秀なサーチカードを持つハンターがにわかに注目を集め、構築者の手によってあっという間にレジェンド上位到達を成し遂げました。ワイルドで不遇の日々を送っていたハンターが、まさかこのような形で環境に戻ってくるなど誰も予想していなかったことでしょう。

またワイルドのローグの使い手Kohaiがオイルローグで1位を獲得、発表してからそのブームが到来しました。ローグらしく不意のバーストを出せるのが特徴で、ナーフ以降横並びのデッキが数を減らすとより一層好んで使われるようになったと見受けられます。

S42 Kohai’s “Oil Rogue” EU#1

ナーフ以降

「EvergreensNerfs」と呼ばれるこの変更であらゆるデッキの根幹を成すカードが弱体化され、メタゲームはこれ以降大きく変わりました。当然のことながら海賊ウォリアーや翡翠ドルイドは大きく弱体化しました。一方でこの影響を受けなかったレノプリーストは瞬く間に環境を支配しました。ナーフ以前も数の多かったこのデッキは、後半になるとますます増えていきました。

S42 control’s “Reno Priest” #69

S42 HappyNeuer‘s “Reno Priest” NA#26

レノプリーストは構築に非常に幅のあるデッキです。その強さの根幹は言わずもがなDKと[縛鎖のラザ]であり、それらに繋ぐためにプレイヤーたちはそれぞれ工夫を凝らしているのが、多数のリストから伺えます。そして完全体になってしまえば、ワイルドのカード[シャドースポーン]によってヒーローパワーが直接6点ダメージに変化し、30あるライフですら一瞬で削ってしまうのです。加えて[レノ・ジャクソン]も控えているワイルドのレノプリーストは、スタンダードのハイランダープリーストとはレベルが違います。

そんな支配的なデッキがいるのならば、それをメタるデッキが台頭するのが環境というものです。ドルイドとウォリアーという2種類のアグロが没落し、ここ数ヶ月は鳴りを潜めていたアグロシャーマンはその一瞬の隙を突いて再浮上したデッキでした。レノデッキというものは当然ながら除去はピン積みであり、危険なミニオンも通さざるを得ない場合が少なくありません。[トンネル・トログ][回転ザップ・オ・マティック]は低コストながら速やかに相手のライフを削り、豊富なバーストも持ち合わせています。

S42 masinc’s “Aggro Shaman” Asia#1

レノプリーストの弱点としてもう一つ、コンボバースト系デッキに弱いということが挙げられます。ナーフ以前はマリゴスドルイドも人気でしたが、1ヶ月を通じて一定の支持を集めていたのがエクゾディアメイジでした。ワイルドのエクゾディアメイジはクエストを採用しないことが特徴で、デッキ外から持ってくる使いづらい呪文を唱える手間が必要ありません。また新カード[似姿]が採用されており、ささやかながら今回の拡張で強化されたデッキでした。

S42 Meati’s “Exodia Mage” #7

ナーフ後のワイルドのメタは未だ固まっておらず混沌としています。先日はミッドレンジハンターでレジェンド報告があり、awedragon氏は新型の鯛罪パラディンで上位を成し遂げました。残り5日間となりましたが、今後も目を引くようなデッキが誕生することに期待していいでしょう。

S42 ぽん’s “Midrange Hunter” Asia#

S42 awedragon’s “Anyfin Paladin” #2

以上のデッキは全てこちらのサイトに掲載されています。http://hearthintothewild.weblog.to/