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ワイルドデッキ生態調査②[ナーガの海の魔女]デッキ

本日の夜中、ベン・ブロードの告知の通り、ドルイドの[練気]をはじめとした5枚のカードの下方修正の内容が明らかになりました。既に多くの方が拡散して下さっているので、私が改めて記事にする意味は無いでしょう。

その多くが長らく慣れ親しんだカードたちだけあって、コミュニティ内では賛否両論です。新拡張のカードが最小限に抑えられており基本やクラシックのカードが軒並み調整を食らったことは、今後のハースストーンの方向を明らかにしていると言えるでしょう。既にプレイヤーたちからは次の環境について議論が活発に為されており、こちらも私が出る幕ではないようです。

そう、この記事は今回のナーフのように事前に告知されたものではなく、騎士団パッチにおいてその仕様が突然ひっそりと変更された、[ナーガの海の魔女]を中心としたナーガ巨人デッキの紹介と考察なります。

[ナーガの海の魔女]はアドベンチャー「探検同盟」のエピックカードで、以前は見向きもされていないミニオンでした。しかしなぜか騎士団拡張においてその仕様が変更、各種巨人はコスト5からさらにそのコストを減少させるようになりました。これらのシナジーを軸にしたデッキが現在のワイルドでは大量発生しています。

(コンシードしていますが)このように一瞬にして8/8の巨人たちを大量に展開することにより、それまでの防御的な展開から一転攻勢、一気に王手をかけていきます。これを1枚で返せるカードはワイルドと言えども[光爆弾][乱闘]など非常に限られています。

各種巨人は[山の巨人][魔力の巨人][溶岩の巨人][海の巨人]などに加え、[ゼンマイ仕掛けの巨人]の採用もラダーで見かけました。もちろんそれらは全て中立である故、色々なヒーローがこのナーガ巨人コンボを仕様しています。最も多いのがドルイド、次にウォーロック、そしてなぜかハンターでも見かけます。

マルフュリオンのナーガデッキ

S41 control “Naga Druid”

S42 Georgious “Naga Druid”

そもそもこのデッキの流行るきっかけは、ワイルドの猛者controlがこのデッキでS41のレジェンド到達報告をしたことのようです。その影響は強く、瞬く間に全てのサーバーにてナーガデッキを見かけるようになりました。このリストでは[アヴィアナ][忘却王クン]のいわゆる「アヴィクン」コンボが搭載されています。

また、別のプレイヤーはクエスト[ジャングルの巨獣たち]を採用しています。こちらのリストでなんとワイルドEUサーバーの1位を達成したというのですから驚きです。まさかドルイドのクエストがガチになる日がこんなに早く来ようとは、誰も予想していなかったでしょう。

クラスにドルイドを選択する利点として、もちろん[練気][野生の繁茂]といったマナ加速、そして[究極の侵食]があります。初速の遅いコンボデッキですから、マナ加速とドローが必須です。また[広がりゆく虫害]も、延命手段としてこの上ないものでしょう。まだデッキ自体が開発段階であるようですが、どうやらナーフまではこのヒーローが最も上手くナーガデッキを使えることに疑いは無いようです。

グルダンのナーガデッキ

S42 CardVillain “Handlock”

巨人と言えば、多くの方が思い浮かべるのはこのヒーローで間違いないでしょう。スタンダード導入前の古き良きハンドロックは、[山の巨人][溶岩の巨人]を使いこなしていました。その後[溶岩の巨人]は弱体化されるのですが、1年以上ぶりにこのデッキに戻ってきました。ウォーロックのヒーローパワーでドローを進めながら自然と巨人のコストは下り、また豊富な除去手段は相手の猛攻を凌ぐことができます。こちらはレジェンド10位まで到達したようです。

レクサーのナーガデッキ

S42(レジェンド未到達) RenoJackson “Naga Hunter”

こちらはワイルドアジアサーバーのRenoJacksonによるデッキ。変わった構築を好みながらも、常にレジェンド上位をキープしており、我々ワイルド民の中ではちょっとした有名人です。今月はまだレジェンドを達成していないようですが、こちらのリストを回しているようです。ナーガデッキにヒーローカード[死線の追跡者レクサー]はかなり合っているように感じます。コストが重くなりがちなバ獣を軽くすることができ、またデッキの弱点として展開した巨人を処理されてしまうとリソースが無くなり一気に負けに近づくのですが、ヒーローパワーが後続を補充します。また、[毒矢]と[不安定なグール]のシナジーもあります。デッキとヒーローの、お互いの弱点を補い合ういいデッキです。是非試してみてはいかがでしょうか。

ちなみに先ほどのスクショは実際に彼と当たった時のものでした。

正直、今後このコンボデッキが環境に残るのかどうかは未知数です。「強すぎる」との声もありますし、一方で大振りなデッキ故に弱点もあります。とりあえず相手にしてても楽しいですし、使ってみたいと思えるデッキなことは確かですね。 では、次回こそクソデッキの予定です…。