ワイルドでマイルドに生きる

ハースストーンのワイルドを細々とやる

大魔境ウンゴロでメタに影響を与えるカード10選(ワイルド目線)

 

 ウンゴロの発売が間近になりました。色んな人がカード評価をしていますが、ワイルド目線での評価は見受けられないです。しかしワイルドにしか無いシナジーやデッキタイプにより、新カードの評価も違ってきます。そういう訳でカードレビューに殴り込み。なお順番は適当です。ワイルドにちょっとでも興味を持ってくれると嬉しいです。

 

①目覚めよ創造主

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 スタンではなかなか達成が難しそうなこのクエストも、ワイルドならば容易。[手動操縦のシュレッダー]、[ヘドロゲッパー]、[デスロード]などの強力なミニオンを出し続けていれば自然と達成できます。当然アグロは出した瞬間に勝ち、ミッドレンジやコントロールに対しても十分なバリューがあります。また特筆すべきは、今まで苦手としてきたフリーズメイジやマリゴスドルイド、マリゴスシャーマンなどといったコンボ系に耐性が付いたこと。断末魔プリーストは間違いなくメタの一角を占めることになるでしょう。

 

②進化の胞子

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 エッグドルイドというアーキタイプは、ガジェッツアンにて[蓮華紋]という超軽量のバフを手に入れたことにより、現環境のワイルドでは海賊に次いで2番目に多いデッキとなっています。[呪われし蜘蛛]や[ネルビアンの卵]といった除去耐性のあるミニオンを並べ、全体バフをかけるアグロデッキです。[進化の胞子]は4マナと重いものの、聖なる盾や断末魔で[森の魂]のように除去に耐性をつけたり、疾風やATK+3で[獰猛な咆哮]のようにバーストを出したり、適応ならではの柔軟な効果が期待できます。全体+1/1を取った時は先ほどの[蓮華紋]の大きな劣化となってしまう点は注意です。

 

③暴蝕ウーズ

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 典型的なテックカード。ワイルドは現在、スタンダード以上に海賊の天下。[酸性沼ウーズ]より1マナ重いけど、装甲を得る能力はそれ以上に強力。相手が海賊でなくても武器破壊は汎用性が高いです。レノ系に酸性沼ウーズと代わってすんなり入るでしょう。[ハリソン・ジョーンズ]はパラやウォリといったドローの弱いヒーローが使うカードなので、そこと代わることは無さそう。大海賊時代に終止符を打ってほしい。

 

④始原の秘紋

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 [ソーリサン皇帝]がワイルド落ちするにも関わらず、公式に目の敵にされ[アイスランス]を失ったフリーズメイジも、ワイルドでは依然健在。海賊環境のワイルドも、メタが増えて環境が遅くなれば必然的にこのアーキタイプも増えるでしょう。そんなフリーズメイジをさらに強くアップデートできるのがこのカード。[戦利品クレクレ君]や[初級エンジニア]と異なり、自然に火力呪文のコストを減らしスペルダメージを乗せやすくしてくれるのはありがたいです。 バースト以外でも、フリーズ呪文で足止めするもよし、ドローするもよし。

 

⑤ヴァイルスパイン・スレイヤー

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 同クラスの[暗殺]が5マナなので、このカードはコンボを達成するだけで34がタダでついてくる。テンポを取りながらアドバンテージをとるカードが強いのは今までで散々証明済み。アグロ環境の終焉(予定)により復権するローグを支えるカードとなれそう。[千刃乱舞]がナーフされ、最早「オイル」とは名ばかりの普通のグッドスタッフミッドレンジとなったオイルローグに入る。

 

⑥水泡学者

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 今回もあまり強いとは言い難いカードばかり追加されることになったパラディン。しかしパラディン版[闇の売人]と言えるこのカードは間違いなく強力です。スタンダードでは[七つの鯛罪]も落ち、アーキタイプの存続が危ぶまれる事態となっていますが、ワイルドではまだまだシクレパラとして多くの相手プレイヤーを曇らせる黄金ムーブをかましています。さらにワイルドの秘策は[競争心][報復]とどちらも強力。デッキ外リソースということで、相手の不意を打てるような選択をしていきたいです。シクレパラの2マナは長らく[シールド・ミニロボ][ナイフジャグラー][呪われた蜘蛛]が定番でしたが、そこに食い込める強さがあるとおもいます。

 

⑦始祖ドレイク

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 [火山ポーション]が3マナなのを考慮すると、このミニオン本体は5マナ4/8となり圧倒的マナ効率になります。ウォーロックの[奈落の始末屋]と比べると、こちらの方がアグロに強いです。コントロールに対しての圧力はあちらのが上。ミッドレンジでもアグロ要素の強いドラゴンウォリアーにはイマイチですが、ドラゴンプリーストならば居場所があるか。マナカーブ通りに出せればいらないカードですな、全試合で理想の動きができるわけではなく、このAOEの欲しくなる場面は出てくるでしょう。メタによって、[ドラゴンファイア・ポーション]と選択になるか。

 

⑧火山噴火

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 重いが強力なAOE。ワイルドにはマリゴスシャーマンというアーキタイプが存在します。[バリバリ]などの豊富な火力を[ソーリサン皇帝]でコスト減少し、[超越者ハラジール]とAOEを組み合わせてしのぎながら、[マリゴス]によってトドメを刺すOTKデッキです。このデッキは[マリゴス][ソーリサン皇帝][バーンズ][超越者ハラジール][ブラッドメイジ・サルノス]といった、非常に限られたミニオンと火力呪文で構成されます。ミニオンを展開することがほぼ無いこのデッキは、無差別AOEであるこのカードとは非常に相性がいいです。[精霊崩壊]と違うのは、素のコストは重いがオーバーロードが軽く大型ミニオンも除去できる点。

 

⑨霊の歌い手ウンブラ

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 [ブラン・ブロンズビアード]を彷彿とさせる強力なシステムクリーチャー。[シルバナス・ウインドランナー]がスタンダードから退場させられた理由はこれでしょう。やはり[頽廃させし者、ンゾス]をフェニッシャーに添えた断末魔を大量に投入したデッキに入れたいところです。単体では能力を発揮しませんが 、ソフトトーントとしての役割は果たします。「登場時に発動させる」ということで[バロン・リーヴェンディア]より使いやすそう。スタッツも最低限のトレードが出来るようになってます。[デスロード]とは一見アンチシナジーのようですが、コントロールミラーではデッキ破壊として成り立ちます。これで[カザカス]を登場させられる自分の姿が想像できます。

 

⑩ファイアプルームの中心で

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 コントロールウォリアーはアグロには強いものの、カードパワーのインフレにより力強さを増すミッドレンジ系デッキに押しつぶされることも増えました。そんなコントロールウォリアーに強力なアドバンテージ源をもたらす1枚。スタンダードでお馴染み[ドブネズミ]に加え、[デスロード][ヘドロゲッパー]のあるワイルドでは、挑発7体もそこまで難しくはなさそうです。挑発ミニオンのために除去をどこまで減らすのか、デッキ制作の腕を問われそうです。

 

 

総括

 今回の拡張は既存のアーキタイプを強化するカードは少なく、むしろ新しいデッキを開発するカードばかりなので、評価は非常に難しかったです。ワイルドティア上位の海賊ウォリアー、アグロシャーマン、パトロンウォリアー、大罪パラディンと多くのデッキがほぼ全く強化を受けなかった一方、予告通り断末魔とエレメンタルは大きな強化を受けました。

 しかしエレメンタルについて言えば、このアーキタイプはワイルドであまり流行ることはないと思ってます。というのも、「直前のターンにエレメンタルを使用する」のはあまりにも難しいからです。ドラゴンの「手札にドラゴンがあれば」と似ているようで、難しさは段違いです。スタンダードならそれで得られる効果がリターンを得るのかもしれないですが、タダツヨなカードがひしめくワイルドでは肩身の狭い思いをしそうです。またエレメンタルシャーマンの切り札である[原始の王カリタス]が相手の[ドクター・ブーム]を全く返せていなく、唯一のワイルドエレメンタル[炎の王ラグナロス]も[ドクター・ブーム]後に出したいミニオンではないです。もちろん返し辛いから未だに多くのデッキで採用されるのですが・・・。エレメンタルメイジはワイルドではデッキパワー不足です。

 またクエストの評価も難しかったです。ここではワイルド特有のカードが活用できるプリーストとウォーリアを評価しています。今までの厄介なデッキに加え、新しく加わったこれらも全てを裁かなければいけないグラインダー系のコントロールはかなり難しくなりそうです。